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保育園の特色

1)0歳からの保育と年齢混合保育、そして担当制を実施しています
〇叉挂世韻ら保育しています。
0歳児を除き、1,2歳児及び3,4,5歳は異年齢混合クラスで保育を行っています。
すべてのクラスの保育士は、それぞれのお子さんを担当する担当制(分担)です。
て児クラスはもちろんのこと、幼児クラスでも複数の保育士を配置しています。
コ謄ラスの保育士は時差出勤し、担当保育士と朝夕のいずれかの時間帯を利用して家庭との密な連絡を大切にしています。ですから大日保育園は“おたより帳”がありません。
 
2)完全給食の実施と自家農作物を提供しています
,垢戮討稜齢で月曜から金曜まで保育園で給食やおやつを提供しています。
土曜日の昼食はお弁当持参となります。
3歳以上の保育料には、主食代が含まれていませんので、毎月1500円の
実費負担をしていただいて、炊き立ての主食を提供しています。
各年齢のおやつは手作りです。乳児では主食近にいもの、幼児では栄養価のあるおやつを提供しています。
正月、七草、桃の節句など日本古来の季節行事の時は、行事にちなんだ伝統料理を提供しています。
すい園庭に畑を作り、利用する野菜のすべてではありませんが季節に応じて無農薬の農作物を給食に提供しています。
ネ鳥クラスでは、畑で農作物を作り収穫後に給食で利用しています。
3)家庭も保育に参加できます
3,4,5歳クラスでは保育パパ・ママ制度を実施していています。これは、半日保護者にクラスの保育アシスタントとして入っていただき、お子さんの様子や仲間関係などを見学していただくものです。見学後には担当保育士との話し合いをもうけています。そこでお子さんの成長や教育相談を行っています。保育パパ・ママ制度は、原則的に年一各回ご家庭で実施していただきます。
∧欅薀僖僉Ε泪淆慮浬了後に感想をいただき、園だよりでご紹介させていただいています。お子さんも仕事を休んでパパ・ママがクラスに遊びに来てくれたと大喜びです。何よりの子どもへのプレゼントです。
4)からだ一つで登園できる保育園です
,むつは委託業者の布おむつを使用しています。料金は1枚25円です。
おむつの持ち帰りや洗濯はありません。
∩乾ラスともお手拭きなどのタオルは保育園が用意しています。乳児クラスでは洗濯代の実費を負担していただいています。タオルの持ち帰りはありません。
A乾ラスとも布団は保育園が用意し、実費を負担していただきシーツのクリーニング・丸洗い・布団乾燥消毒を実施しています。布団の持ち帰りはありません。
5)母語(にほんご)と歌うことを大切にした保育園です
日本人の子どもとして生まれた子どもには、ほんごを聞くなかで情緒や、感情、思考(考えること)を体験し、コミュニケーション能力を高めていきます。
大日保育園は、ハンガリーの作曲家であり教育者であったコダーイ,ゾルターンの考えを積極的に取り入れて保育の方針としています。
それは、人はだれもが自分の声帯を使って音楽をすること。音楽をすることは人の情緒を豊かにし、人格を形成する。だれもが文字を読むように楽譜を読めるようになること。音楽は第2の母語であり、世界共通の言語・コミュニケーションであること。これにより世界のだれもが音楽をすることにより世界は豊かな関係を築き、平和を実現することができる。音楽は人類の文化そのものであること。
コダーイは、子どもが生まれる9カ月前から音楽教育は始まっていると考えました。それは母親が体内の子どものために子守歌を用意し、それが我が子に対する情緒の始まりだからです。そして幼い子どもには、ドレミソラの5音階でできたわらべうたを最も音楽教育としてふさわしいと考えました。
わらべうたは民族が長い歴史のなか育でんだ文化であり、子どもにふさわしい母語教育もかねているからです。
大日保育園は楽器を使わず小鳥が雛にえさをげあるように、保育士がわらべうたを歌い、子どもたちに伝えています。わらべうたには、遊びや踊りも含まれています。子どもたちは仲間とわらべうたを歌い、遊び、踊りながら音楽能力や言語能力、そしてコミュニケーション能力を発達させて、豊かな情緒を育み人格を形成します。
6)乳児・幼児の保育内容はつぎのようにすすめています
‘児保育では、児童と保育士の信頼関係が深まるように担当制を導入し一人ひとりの発達に応じた保育を進めています。特に食事や着脱、排泄行為などの育児行為は、快適にすすめるだけでなく、やがて子どもが自立して行えるように援助することを目的としています。
乳児の遊びは手と目と頭脳の協応関係を深める機能遊び、興味関心を深める探索遊び、心地よさや喜びをもたらす模倣遊びなどが展開されるよう、手作りの遊具を用意し室内環境を整備して、乳児の情緒の安定をはかっています。
⇒鳥保育では、3歳、4歳、5歳の異年齢がひとつのクラス形成し、二人の保育士のもとで保育が行われています。
幼児の遊びは、人間や環境・文化に対する知的好奇心を深め高めるものです。
幼児の遊びは、世話遊び、模倣遊び、構造遊びと幼児の発達にさまざまに影響をもたらします。
また、幼児の遊びは就学してからの学習に深く影響します。就学してからの学習意欲が高まるように音楽、文学、体育、美術、環境、数的認識の課題活動(課業)を実施しています。
幼児の異年齢混合保育では、給食や午睡時などの時間帯に年長児を中心に当番活動があり、クラス仲間の援助ができるように指導しています。
幼児の午睡では、簡易ベットを用いて、一人ひとりの子どもの睡眠を保証しています。
そして、幼児の二つのクラスでは、健康維持のために毎日体操を実施し、週末には、体操着を着用して組織された体操やからだの各部の発達を促す体操練習、そして運動能力と運動神経を発達させる体育遊ぴを含む体育の課業を実施しています。
幼児クラスでは、夏期に園庭にプール組をみ立て水に慣れるための水泳指導を実施しています。
幼児クラスの保護者は、いつでもこれらの活動を保育ママ・パパ制度を利用して見学し、わが子の様子や仲間との関係について知ることができます。
また、小学校に進学する年齢に達した時に、主任保育士や担当する保育士と就学に向けてどんなことが必要なのか、何をより獲得したらよいかなど頻繁に相談することができます。
7)行事と保育目標について、つぎのように考えています
大日保育園は、日本の伝統的な行事を中心に、年間の行事を企画しています。
また保護者が参加する行事としては父母会と協力し、5月の芋苗植え、芋掘りと収穫した芋を用いた秋彩祭(あきいろまつり)、そして20l0年から始まる12月の親子餅つき大会があります。また、幼児クラスではクラスごとに行事を計画しています。
大日保育園では、子どもの発達を見せるというような行事はありません。それらは運動会、発表会といわれるようなもので、それらは日本の教育に根づいた“やらせ教育”、“発達信仰”の何物でもないからです。一人ひとりを大切にすると言いながら、没個性、競争の教育にほかならない考えとます。
子ども(人間)の発達や人格は、一人ひとりの顔が異なるようにさまざまな要素から成り立っています。大日保育園は、異なった個性の人間が互いに協力・援助し、平和な社会を形成するという目標を掲げ、保育をすすめています。
8)地域に向けてつぎのことをしています
〆澑犹と卒園児を対象に毎月1回タ方から“親子わらべうたあそびの会”を実施しています。
∧欅蕷爐離曄璽襪魏饐譴帽馥盂阿硫山擴箸箏歃儔箸鮠靴い特楼茲了童に向けてのコンサート、小学生以上大人対象のコンサートを実施しています。
これまで詩を語り演じる波頼満子さん、二胡や琵琶、揚琴を演奏する在日中国音楽家3名、ペルー出身のアンデス音楽の演奏家を招いてきました。
2010年から秋彩祭を地域の児童を持つ家庭が参加できるように計画しています。地域の児童のある家族は芋掘りを行い、園庭で掘りたての芋を食し、職員や音楽家などの余興を楽しむことができます。
せ勸蕕道抉膸業として、月曜から金曜の10時から11時30分、専任の保育士の援助のもとに保育室や園庭を解放しています。また、月曜から金曜まで毎日電話等で育児相談を受けつけています。
グ貉保育は、保育園に入園していない児童を対象に月曜から金曜までの8時から18時まで地域のお子さんをお預かりし、保育を行っています。この利用の目的はさまざまですが、通院や兄弟の学校行事の参加など、家庭が安心して活動できるよう援助するものです。
利用は、4月1日現在の年齢で換算し、3歳未満が対象となります。料金は終日3,000円です。これらには給食などが含まれています。ただしおむつ利用の場合は、1枚につき25円の負担を願おいしています。
利用には、事前の登録が必要です。
9)保育士・栄養士の研修を進めています
‖臚保育園は、コダーイ・ゾルターンが提唱したコダーイ・メソードを取り入れ、コダーイ芸術教育研究所と協力しあって、音楽教育だけでなく広く、乳幼児教育を学び実践を進めています。
保育士は毎年来日するハンガリーの教育者から、それぞれ乳児保育、幼児保育に必要な知識や技術を得て研修行をっています。またコダーイ芸術教育研充所をはじめさまざまな研修会に参加し、専門性を高めています。
2010年度では、10月末には3日間にわたってハンガリーの教育学者トルダ・イロナ女史を迎え、全国から40名の保育者の参加を得て、“ドラマ教育法”の講習会を実施します。この講習会では、幼児2クラスの公開保育を行います。
大日保育園では、毎月一人ひとりの職員が企画した園内研修を行い、地域に応じた保育実践を研究しています。また、園内研修では、外部からさまざまな講師を招いて研さんを積み重ねています。毎月1回音楽教師を招いて、わらべうた遊びの指導やコーラスの指導を受けています。そして同じく毎月2日間経験豊かな退職保育士を招いて、各クラスを観察し、アドバイスを受けて、保育の質の向上をはかっています。
大日保育園は、栄養士を2名配置し、乳児担当、幼児担当として、給食内容の研究を進めています。乳児担当の栄養士は、離乳食をどのように開始するか、どのように進めるかなど家庭の相談に応じていますし、乳児の家庭に協力を行っています。栄養士は、子どもの食事研究所の主催する研修等に参加し給食の向上に努めています。児童がふれる食器は、乳幼児向けに研究された陶器等を用いて、石油製品の食器を排除しています。
B臚保育園では、専門課程で学び将来保育士をめざす学生の保育実習を年間10名前後を受入けれています。また近隣の小学生や中学生の社会体験活動にも協力しています。さらには学校教員の初任者研修にも協力しています。
け狡垢蓮高等学校での美術科教諭の経験を生かし、各地の保育園や研修会で大人の美術教育の講師を務めています。
10)その他のこと
ヽ謄ラスでは年度始めに家庭訪問を行い、家庭との密な保育をすすめています。
各クラスでは各学期に1回クラス懇談会をもうけています。
M鳥クラスでは、年に1回以上個人面談を行っています。
な欅蕷爐良瀉呂虜険Δ砲修譴召10台ずつの駐車場を設置しています。
ナ欅蕷爐侶物敷地周囲に借地ですが、広い乳児用、幼児用の園庭があります。
Ρ狡軻發髪狡輓拈榁呂鉾があります。
毎月避難訓練、そして年1回消防署立会いの避難・通報消化訓練を実施しています。
保育士全員が救急人命救助の講習認定をめざしています。2010年度に達成します。
大日保育園では、専門課程を終了し新た人保育士から子育てをしている保育士、そして子育て経験の豊かな保育士と、各年代に及ぶ保育士を配置し、それぞれの年代のもつ能力を生かした保育をすすめています。

課業の紹介 ご超認識

  課業の紹介の4番目は、環境認識です。
学校の教科では、理科と社会に相当する科目といえます。
子ども自身が自分をとりまく環境や社会について、考えたり発見したりして再認識、再確認します。
ロシアの教育学者のエリコニンは、環境と人間とのかかわりについて次のように述べています。
「私たちは環境から多くのものを得ています。時には、環境は私たちに脅威をもたらします。しかし他の動物と人間が異なるのは、私たちは環境に働きかけ、環境を利用し、環境を生活のなかに取り込むことができる」
人間は環境を工夫し、加工して、ここまで発展してきました。
余談ですが、環境を破壊してもいますが。
こうした環境について、大日保育園では、遊びの時間に「環境認識」という時間をもうけ、大人から提案する遊びとして行っています。

環境認識には、次のような分野があります。
1 人間関係 → 家族 仲間 世界の人々 
2 自然    → 動物 植物 天候 体
3社会     → 交通 働く人とお店

これらの中から毎月一つ選び、行っています。
たとえば、植物のなかから「野菜」に取り組みました。
保育室の壁面にさまざまな野菜の写真をはって、子どもたちの関心を喚起します。
「ぼく、これ知っている」とか「これ嫌い」などさまざまな感想がもたらされます。
第一回目の課業では、さまざまな野菜の絵が描かれたカードを使って、名前を確認します。
「あなたの好きな野菜はどれか」など質問して、子どもたちが自分のこととして関心を持つよう動機づけします。
そのあと、カードを使って神経衰弱のような遊びをしたりすることもあります。
また、それぞれの野菜を使ってどんな料理があるか、できるか考えたり思い出すこともあります。
次の課業では、家庭から野菜を持ってきてもらいます。
その野菜を使って、工作することも考えられます。
お盆に野菜で、馬などの動物をつくるように。
また、野菜を切って、スタンプ遊びをすることも考えられます。
そして、野菜を使って、保育室で調理し、食べることもあります。
さらに発展し、その野菜は、どのようにできるのか、考えてみます。
土の中に分類されるもの、地上に分類されるもの、さまざまな野菜をわけてみます。
さらに、春から夏にかけて、園庭で実際に野菜をつくることに挑戦してみます。
そう、時にスーパーに野菜を見に行ったり、買い物にいくこともあります。

保育者は、このテーマでどのようなことを子どもに考えてもらうのか、どんな知識を整理したらよいのか考え、一つのテーマで数回の課業を計画し、実践します。
家族でもたくさん考えられますね。
少なくとも10からの展開を思いつき、計画できなければなりません。
家族には誰がいるのか。
お父さんは何している?
どうして、家族のみんなの名前の頭に共通した〇〇がつくの?
兄弟について。
家族には、どんな役割があるか。
家族は休みの日にそれぞれどんなことをしたか。普段の日は。
家族のテーマから赤ちゃんについて考え、性教育の基礎にふれることもあります。
家族の写真を持ってきて、紹介することもあります。

課業の環境認識は、学校教育の理科や社会と異なるのは、知識を定着させることが目的ではありません。
環境認識を保育で取り上げる目的は、自分をとりまく環境のさまざまなことを気付くこと、再認識すること、整理すること、さらに環境について関心を持つことにあります。
現代の子どもたちは、想像を越えて、環境について社会について関心を持ち、知っています。
なぜなんだろう、どうしてなのか、わからない、知りたい。
子どもの心のなかに生まれるこれらの懐疑を育てること、外に向けられた関心を大人が助けて支持してあげることが大切なのです。
自分の知りたいことを大人が支えてくれる、時には相談にのってくれる、いっしょに考えてもくれる、答えを見つけてくれるときもある。
子どもが知りたいと思うことを助けることが、子どもの人権を守ることと思います。
私たち人間は、飽くなき知的好奇心があったからこそ、ここまでの文明を築いてきたのです。
だから子供の知的好奇心を育てることが大切なのではないでしょうか。
そのために、大日保育園では、環境認識の課業に取り組んでいます。

課業の紹介 B琉

課業の紹介の3番目は、体育です。
体育の課業は、週に一回定期的に実施しています。
体育の課業は、文学や音楽の課業と異なって、クラスの子どもが全員参加を条件としています。
それは、他の課業が遊びの時間内に自由参加で行われるのに対し、だれもが参加することを前提にしています。
その理由は、何より幼児、続く小学生、中学生、高校生の年代が身体をつくる成長過程の時期にあり、健康的な身体を形成することが生活の基盤になるからです。
健康は、食事とともに運動によって獲得しなければならないからです。
こうした理由から、週一回の課業とともに、毎日遊びの時間帯に二つの幼児クラスは遊びを中断してホールに移動し、10分間体操をしています。

体育の課業は、集合、歩きと走り、体操練習、遊び、歩きの5つで構成されています。
集合は、これから体育が始まるという意識づけですが、さまざまな隊形を体験します。
体育は、体を動かすので転倒するなど危険もともないます。
ですから集合は、大人に注目することも学ばなければなりません
歩きと走りは、まっすぐに歩き走る、ジグザグに歩いたり走ったりします。
体操練習は、体の各部を運動させることです。
この体操練習のなかで、子どもは体の各部の名称を覚えます。
膝、踵、肩など名称を運動することと同時に覚えます。
体操練習は、立ったまま、座って、中腰でなどさまざまな体位で行われます。
遊びは、誰が一番早いかなどゲームをともなうもの、どのグループがボールを落とさず運んだかなど、明確な課題と子ども自身が評価できる遊びです。
最後にクールダウンの意味をこめて、静かに歩いて緊張し興奮した体と心を鎮めます。
こうして体育の課業は、30分前後行われます。

毎日体操は、課業の縮小版といえるでしょう。
毎日10分間程度行っています。

体育することの意義は、健康な体を形成することなのですが、もうひとつ幼児期に形成しなければならないことがあります。
それは、自分が自分の主人公になることなのです。
私たちは日々歩くときに、左足をだして右足をだしてなど一つひとつ意識することはありません。
しかし、日々のどこかでは、自分の体を意識して動かすことが必要です。
幼児体育の目的は、体の各部を意識すること、どこをどう動かすのか意識することを学ぶことなのです。
もちろん心拍数を上げるなど体に負荷をかけることもありますが、体のすみずみまで意識し動かすことを獲得することを、幼児の時期に体験することは、自分が自分の主人公になることとして大切なことです。
そして、体育することの終局的な目的は、体を動かすことが好きになる子どもになることです。
こうして幼児期に体を動かすことを体験して、小学生、中学生になったらさまざまなスポーツに参加してほしいと考えます。

課業の紹介 音楽

 課業の紹介の二番目は、音楽です。
大日保育園では、音楽では「わらべうた」を取り入れています。
「わらべうた」は、民族の伝承で、子どもたちに歌いつがれてきました。
大人の民謡、文学の民話と同じように、日本の風土のなかで育てられてきたものです。
本園が「わらべうた」を実践しているのには、コダーイ・ゾルターンの考えと実践から学んでいます。
彼は、ハンガリーで1882年に生まれ、1967年に亡くなった作曲家であり、教育者でした。
作曲家としては、音楽劇「ハーリ・ヤーノシュ」、「無伴奏チェロソナタ」で知られていますが、生涯の多くの時間を、教育的音楽を作曲し、実践することに費やしました。
合唱団にとつて、コダーイの作品はなくてはならないものです。
彼の考えには、二つの特徴があります。
その一つは、誰もが歌うことで音楽をすること、そして文字を読むように楽譜が読めることを彼は願いました。
自分の国の言葉を第一言語と考えるなら、音楽は世界の共通言語として第二言語になればと、考えたのです。
そう、世界のだれもが音楽という共通の言語によって分かち合いことに、真の平和があると考えたのです。
二つ目は、それぞれの国のことばと民族の音楽とは、深い結びつきがある。
だから、幼い時から、民族の音楽に親しむことは、大切なことであると考えました。
言葉は、人間をここまでに発達させてきた道具です。
私たちは、言葉で考え、言葉で仲間と交流し、言葉でものの存在を確認します。
言葉を抜きにして、人はここまで発達しなかつたでしょう。
乳幼児がものを考える。
それは、親から伝えられた言葉、母国語によるものです。
母国語は、言葉の教育だけでなく、その人の人格を育てるものなのです。
そうですよね。
お母さんが、「いい子ね、いい子ね、たくさんおたべなさい」と声をかけるのは、そう指示しているだけでなく、そこに丈夫に育ってほしい、心身ともに健やかに育ってほしいという願いがあるのですよね。
ですから、言葉は、伝達の道具だけでなく、人格に響く道具でもあるわけです。
「わらべうた」は、こどもの歌ということだけでなく、それぞれの民族の知恵や願いなどが凝縮されているのです。
そして「わらべうた」は何より子どもたちに歌い継がれてので、子どもの発声、発音などに無理がないのです。
「わらべうた」は、子どもの聞く耳を育て、音感を育て、音楽で調和することを体験します。

音楽の課業は、遊んできた「わらべうた」から始めます。
これを聞きつけた子どもたちが、保育士のところに寄ってきます。
それは「私も遊びたい、入りたい、知っている」という思いからです。
ひとしきり知っている「わらべうた」であそんだあと、新しい「わらべうた」を紹介され遊ぶ時もあります。
また、これまで習った「わらべうた」を利用して、手をたたき、リズムを感じるように遊ぶときもあります。
数人で自立して唄うこともあります。
その時、その時で、保育士は課題のある「わらべうた」の課業を計画し、クラスで実践します。
保育士の弾くピアノで歌わされるのではなく、自分の耳で聞いた音で歌うこと。

大日保育園では、「わらべうた」は、課業として幼児クラスで取り入れるだけではなく、0歳クラスから取り入れています。
当初は、子守唄であったり、民謡の一節であったりもします。
「となえ」といって、音程が失われてしまった音楽を聞かせることもあります。

これらは、すべて保育士が体で覚え、子どもに向き合って伝えていきます。
それは、親鳥が小鳥に餌を与えるように伝えていくのです。
「わらべうた」をとおして、ひとりひとりの子どもの人格を育てたいと願っています。

課業の紹介 (験

  課業の紹介の一番目は文学です。
幼児教育での文学といえば、絵本の読み聞かせや紙芝居が主流ですが、私たちの園では、保育者の「語り聞かせ」で文学を子どもたちに伝えています。
「語り聞かせ」とは、絵本も紙芝居も使わず、すべて保育者が物語を覚えて子どもたちの目を見ながら語り聞かせることです。
主に午前中の遊びをしている時間帯に保育室でいつも文学を行う場所に大人が陣取ると、それがきっかけとなって子どもたちが集まってきます。
特別な合図はなくても、文学が始まる雰囲気を子どもたちは感じるのでしょう。
子どもは車座になって座ります。
さあ、お話の始まりです。
「むかし、むかし、あるところに 浦島太郎という 漁師がいました。浦島太郎は ある日のこと いつものように 釣り道具をもって 浜辺に行きました。」
こうして、お話を始めるのです。

お話が終わると、それで終わる日もあれば、浦島太郎が海を背景にした話なので、海にまつわる詩を紹介すこともあります。
何回か浦島太郎の「語り聞かせ」をしたある日、子どもに問いかけをします。
「亀をいじめている子どもたちと出会ったけれど、太郎はほかにどんな方法で子どもたちに話しかけることができるだろうかな」とか、
「今、みんなは浦島と同じ海岸にいます。目をつぶってごらん、どんな音が聞こえてくるだろうかな、どんな匂いがするだろうか。目を開けてごらん。どんな生き物が見えるかな。」
子どもたちの五感にうったえかけます。
「蟹がいるよ。ヒラメがいるよ。魚がいる」
子どもたちは自分が知っている知識を総動員して答えます。
そのあと「ここは海。好きな生き物になって海で泳ごう」と遊ぶ時もあります。
「風の音が聞こえる」と答えがあった時、みんなで手をつないで風の音を出したり、風を演じたりすることもあります。

保育者は、「浦島太郎」で子どもたちからどんな可能性が引き出すことができるか、事前に計画してあります。
質問しようか、あそこの場面を使って演じようか。
絵を描くことに結びつけることもあるかもしれません。
これらは、イギリスから始まった「ドラマ教育」という方法をもとにしています。
「ドラマ教育」は、劇遊びのように話をすっかりなぞり、浦島太郎、乙姫、魚などと配役を決めて、台詞を覚えさせ、演じることではないのです。
それを保護者にむけて発表するということでもないのです。
あることのきっかけから、さまざまなことが連想される、アイデアが生まれる、反応するなど、子どもの多様性を引き出すことなのです。
「ドラマ教育」は、子どもばかりでなく、大人でも行われています。
大日保育園の教育は、教え込むのではなく、その子どもなりの「引き出し」を形成することにあります。
一人ひとりがさまざまな「引き出し」を持っている。
それを交換し、分かち合うことに幼児教育の集団性の意味があるのです。
ですから、大人である保育者もたくさんの「引き出し」を用意しなければなりません。
これらを研修で補っています。
これからも保育園全体の「引き出し」を増やして、子どもたちの基本財産を作って行こうと思います。

課業の紹介

 大日保育園の幼児クラスで行っている課業について説明します。
課業という言葉にあるように、課業は課題のある知的な活動です。
この活動は、文学、音楽(わらべうた)、環境認識、数(かず)、描画・造形、体育の分野にわかれています。
このように説明すると、学校の授業を思い浮かべるかもしれません。
学校の授業も課業なのですが、幼児教育の課業の特徴は、遊びの一環として行われることです。
それぞれの子どもが遊んでいる遊びの時間帯に、自由に参加して行われます。
学校の授業のように誰もが参加しなければならない一斉の活動ではないのです。
参加しなかったといっても、同じ保育室のなかで行われていることなので、子どもは耳で聞いて、ちらちらと見ながら、心のなかで参加しているといえるかもしれません。
課業は、それぞれの分野にわかれていますが、時に文学と音楽が一体となって行われることもあります。
それを総合課業といいます。
たとえば、旅に出た英雄の話を保育者から聞きます。
その後、「では、私たちもお話のように旅に出よう」と保育者が誘います。
参加した一人ひとりの子どもは自分が主人公の英雄になったつもりです。
旅の途中で、歌を唄ったり、想像で物を見たり、狩りをしたりします。
英雄の話をそっくりなぞる必要はないのです。
その点は、劇遊びとは違います。
ですから、保育者によって内容はどのようなものになるか、さまざまです。
旅から帰って、絵を描くこともあるかもしれません。
旅をした感想を述べることもあるかもしれません。
いずれにしても、参加した子どもが、何をどのように思ったのか、感じたのかが大切なのです。
ですから、課業は、学ぶことよりも、一人ひとりの子どもの体験を大切にし、そのことを蓄積していくことなのです。
三歳児の年少から三年間、幼児クラスに所属して、大日保育園の子どもは、課業を体験します。
課業のなかで育った知的興味、好奇心、意欲、探究心、洞察力、満足感、達成感をもとに学校教育へと進んでいきます。
課業は、「常に子どもは学んでいる。そのことで発達していく」という考えのもとに行われています。
次回は、それぞれの課業について説明します。